キックボクシングにダイエット効果はあるのか、痩せるまでにかかる期間が気になる方も多いのではないでしょうか。

キックボクシングは食事制限やランニングに比べてハードな印象があるため、効率的に痩せられるイメージを抱かれがちです。

結論から言うとキックボクシングはダイエット向きのトレーニングとなり、個人差はあるものの3ヶ月程度で痩せる可能性もあります。

消費カロリーの大きさと全身の筋肉への刺激によるダイエット効果以外に、ストレス解消や体力づくりにもつながりやすいです。

そこで本記事ではキックボクシングがダイエットに良い理由と痩せるためのコツを中心に解説します。

この記事を読めばキックボクシングのダイエット効果や痩せるポイントを理解できるので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

理想の体型を手に入れることで、自分の見た目に自信を持って生活できるようになりましょう!

キックボクシングがダイエットに良い理由3選

キックボクシングがダイエットに良い理由を、以下にまとめています。

キックボクシングは有酸素運動と無酸素運動の両方が含まれるため、他の運動に比べて消費エネルギーが大きい傾向にあります。

ウォーキングや筋トレなど様々な運動をしなくても、キックボクシングだけでダイエット効果に期待できるでしょう。

キックボクシングがダイエットに良い理由を確認して、前向きに取り組んでみてくださいね。

有酸素運動と無酸素運動で消費カロリーが大きい

キックボクシングは消費カロリーが大きいためダイエットにつながりやすいでしょう。

サンドバッグを連続で打ち続ける有酸素運動と、全力でミットを打つ無酸素運動が含まれているためです。

有酸素運動とはウォーキングのような比較的長時間の持久的な運動で、無酸素運動とはスクワットのような短時間で強度の高い運動のこと。

なお身体活動の強度にメッツを使用する厚生労働省でも、キックボクシングは10.3メッツと他の運動に比べてエネルギー消費量が大きいとしています。

メッツとは

メッツとは、身体活動の強度を表し、安静座位時を1メッツとし、その何倍のエネルギーを消費するかという指標。(中略)身体活動によるエネルギー消費量(kcal)は、メッツ×時間(h)×体重(kg)で推定することが可能である。

例:体重 50kg の人が、30 分の歩行(3メッツ)を行った場合のエネルギー消費量は、

3(メッツ)×0.5(h)×50(kg)=75kcal
と推定できる。

引用:厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド 2023

メッツ・時間・体重でおおよその消費カロリーが求められますが、より多くのカロリーを消費できる運動と言えます。
※キックボクシング30分の消費カロリーを求めると(10.3メッツ×0.5h×60kgで)309kcal

キックボクシングとその他の運動のメッツの比較
運動 メッツ
ボウリング 3.0
卓球 4.0
速歩・スクワット 5.0
スキー 7.0
水泳(クロール) 8.3
キックボクシング 10.3
参照:厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド 2023

効率よく痩せたい方は、カロリー消費量が大きいキックボクシングでのダイエットに取り組んでみてはいかがでしょうか。

全身の筋肉を使える

キックボクシングでは全身の筋肉を使うので、筋肉がつきやすくダイエットにつながりやすいでしょう。

パンチでは腕・キックでは太ももの筋肉と全身の筋肉を使うため、姿勢の改善やボディメイク効果も期待できます。

人間は大きい筋肉を刺激することで消費カロリーが大きくなりますが、キックで大きい脚の筋肉を使う点もポイントです。

また体脂肪を1kgを減らすには約7,000kcalの消費エネルギーが必要とされており、多くのカロリー消費が必要と分かります。
※参照:厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023

全身の筋肉を鍛えることで多くのカロリーを消費し、ダイエット成功につなげていきましょう。

基礎代謝が向上しやすい

キックボクシングは基礎代謝が向上しやすいため、ダイエットにおすすめです。

基礎代謝とは生命活動に必要な最低限のエネルギー量のことで、大きいほど多くのカロリーを消費する痩せやすい身体になります。

キックボクシングは全身の筋肉を使うことで筋肉量の増加に期待できるため、基礎代謝も向上しやすいでしょう。

厚生労働省が定める体重あたりの基礎代謝基準値を、以下にまとめました。

年齢
(歳)
基礎代謝基準値
(kcal/kg/日)
参照体重
(kg)
基礎代謝量
(kcal/日)
12~14 29.6 47.5 1,410
15~17 25.3 51.9 1,310
18~29 22.1 50.3 1,110
30~49 21.9 53.0 1,160
50~64 20.7 53.8 1,110
65~74 20.7 52.1 1,080
75~ 20.7 48.8 1,010
参照:厚生労働省「参照体重における基礎代謝量
※参照体重とは

性及び年齢に応じ、日本人として平均的な体位を持った人を想定し、健全な発育並びに健康の保持・増進、生活習慣病の予防を考える上での参照値

引用:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020 年版)

全身に筋肉がつくと代謝が向上して太りにくい身体を目指せるため、ダイエットしたい方はキックボクシングを試してみてくださいね。

キックボクシングでダイエット効果が出るまでの期間はどれくらい?

キックボクシングのダイエット効果を感じられるまでには、個人差はあるものの一般的に3ヶ月程度の期間が目安です。

ただトレーニングの頻度や食事内容なども影響するため、早く変化を実感したい場合はそれらも配慮する必要があります。

週に1〜2回のペースで続けられれば1ヶ月程度で引き締まり、3ヶ月後には体重や体脂肪減少の効果が期待できるでしょう。

とはいえ個人差はあるので、仮に思うように効果が出なくても諦めずに継続することが何よりも大事です。

困ったことがあれば、ジムのトレーナーやダイエット仲間に相談してみてはいかがでしょうか。

キックボクシングによるダイエットで痩せやすい部位

キックボクシングは全身の筋肉を使える

キックボクシングは全身の筋肉を使いますが、特に以下の部位が痩せやすい傾向にあります。

  • 下半身全体(太もも・お尻など)
  • お腹周り(腹斜筋・腹横筋など)
  • 二の腕
  • 背中

パンチを打つ際に体幹を回旋させるため、お腹周りの腹斜筋や腹横筋などインナーマッスルが鍛えられます。
※インナーマッスルとは体の深い部分に位置する筋肉の総称で、姿勢保持や動作補助などの役割を果たす。

ミットやサンドバッグに打ち込む時も常にお腹に力を入れるので、ポッコリお腹が引き締まりくびれができやすいです。

また下半身はキックで蹴り上げる時の大腿四頭筋(前側の太もも)・軸足で体を支える殿筋(お尻)など、大きな筋肉を鍛えられます。

キックボクシングは気になる部位を絞りやすいダイエットとなり、上手く全身を使えれば理想のボディラインを目指せるでしょう。

キックボクシングのダイエットで痩せるコツ

キックボクシングのダイエットで痩せるコツは、以下の通りです。

何となくキックボクシングを始めてしまうと、理想とするダイエット効果が得られない・途中で挫折する可能性があります。

キックボクシングのダイエットで痩せるコツを理解して、理想の身体を手に入れましょう。

通いやすいジムに通う

キックボクシングをするためにジムに通う場合は、なるべく通いやすいジムに行きましょう。

通いやすいジムに通う

ダイエットを成功させるには継続することが重要なため、無理なく通い続けられるジムを選ぶ必要があります。

具体的には自宅や職場から近く時間的に通いやすく、予算的に無理のない月額であるかがポイントです。

また1回の練習で多くの汗をかくので、施設面ではシャワールームやロッカーの状況も確認しておきましょう。

さらにコーチやインストラクターの指導力・ジムの雰囲気も重要となり、モチベーションを保てるように導いてくれるコーチが理想的です。

体験レッスンを活用して通いやすそうか確認し、自分に合ったジムを選びましょう。

明確な目標・目的を持つ

キックボクシングのダイエットで痩せるには、明確な目標・目的を持つことが重要です。

ただ「痩せたい」と考えるだけではモチベーションを保つのが難しいので、いつまでにどの程度痩せたいかを数値化して取り組みましょう。

「夏までにウエストを引き締める」「キックボクシングの上達を目指す」など、数値以外の目標・目的を持つのもおすすめです。

掲げた目標と自身の身体を定期的に振り返り、成長を楽しみながらキックボクシングを継続してくださいね。

水分や栄養をしっかり摂る

キックボクシングはカロリー消費が大きく大量の汗をかくため、水分や栄養をしっかり摂りましょう。

トレーニング前後・トレーニング中の水分補給により、質を維持したキックボクシングダイエットになります。

またトレーニング後は、炭水化物・タンパク質・脂質のバランスがとれた食事が必要です。

質の高いキックボクシングダイエットを追求するために、水分・栄養補給は欠かさないようにしましょう。

疲れている時は無理をしない

キックボクシングでダイエットを成功させたいなら、疲れている時は無理せず休みましょう。

無理にトレーニングをするとオーバーワークになり、ケガのリスク上昇やダイエット効果の低下につながります。
※オーバーワークとは、一気に激しい運動を行うことで疲労が生じる状態

トレーニングをした翌日になっても極端に疲れている場合は、練習の頻度・時間・強度を見直すのがおすすめです。

また十分な睡眠時間の確保ができていない・栄養不足による疲労の可能性も考えられます。

疲れている状態でトレーニングをしても、回復せずダイエット効率も下がるので思い切って休むことも時には重要です。

ULTORA(ウルトラ)のプロテインは栄養補給におすすめ

ウルトラのホエイダイエットプロテインは、トレーニング後の栄養補給におすすめです。

ホエイダイエットプロテインは身体への吸収が早いため、運動後の栄養補給に向いているでしょう。

また他にも腹持ちのよいスローダイエットプロテインと、植物由来の原料を使用したソイダイエットプロテインがあります。

いずれのプロテインも溶けやすさと飲みやすさにこだわっており、毎日飲んでも飽きの来ない美味しさです。

ぜひ一度召し上がってみてくださいね。

ULTORA
身体への吸収が早い
ホエイダイエットプロテイン

ウルトラのホエイダイエットプロテイン

ホエイダイエットプロテインは身体への吸収が早いので、運動後の栄養補給におすすめです。

抹茶ラテ・クリアストロベリー・ココナッツチョコレートなど、様々な風味が展開されています。

運動後や起床後など、自分の好みのタイミングで活用してみてくださいね。

キックボクシングのダイエットに関するよくある質問

キックボクシングのダイエットに関するよくある質問を、以下にまとめました。

なかなか痩せられない時やキックボクシングのデメリットを知りたい方は、最後まで確認してくださいね。

思うように痩せない原因は?

キックボクシングのダイエットで思うように痩せない場合は、以下の原因が考えられます。

  • 運動強度や頻度が足りない
  • 食事の内容が適切でない
  • 筋肉量が増えている

運動強度や頻度が足りない・あるいは1回の時間が短いと、トレーニング量が不足している可能性があります。

また食事で消費カロリー以上に余計なカロリーを摂取している場合、体重は減りにくいでしょう。

一方で筋肉量が増えたことにより、体重が減少していないだけの可能性もあります。

体脂肪率低下やウエストが細くなっていれば変化がみられているので、改めて自分の身体を見直してみてくださいね。

キックボクシングダイエットのデメリットは?

キックボクシングダイエットのデメリットは、以下の通りです。

  • ケガのリスクがある
  • 自宅だと狭い・騒音になる
  • お金がかかる

キックボクシングは激しい運動なので、打撲や捻挫をする可能性があります。

また自宅でのトレーニングが難しい・ジムの入会でお金がかかることにも要注意です。

正しいフォームで怪我のリスクを減らし、予算内でも思いっきりダイエットに取り組めるようジム選びは慎重に行いましょう。

キックボクシングダイエットは男性・女性問わずおすすめ

本記事ではキックボクシングのダイエットについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

キックボクシングでは全身の筋肉を使うため、ダイエットをしたい男性・女性どちらにもおすすめです。

全身を効率よくダイエットしたい方は、ぜひ一度キックボクシングに挑戦してみてはいかがでしょうか。

\サラっとしていて飲みやすい!/